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2019.06.10

警戒レベルと避難情報

監査役 古川 正志

                                                                                                                        監査役 古川正志

6月7日午前6時19分にけたたましい警報音がスマホからなり,ベッドから叩き起こされました.その2日前から広島で開催されたロボット関係の学会に参加し,この前日は研究仲間や教え子と夜の12時近くまで食事をして,その後ホテルでぐっすり寝ている時です.警報音とともにスマホに送られてきたメールは,以下のようなものです.

「緊急速報 レベル4・避難勧告(中区)土砂災害発生の危険性が高いため広島市中区の一部に避難勧告発令.

対象は舟入,江南学区の土砂災害危険箇所等速やかに全員避難

野外が危険な場合は頑丈な建物の上階や自宅の上階の山と反対側に速やかに移動

(広島市)」

 警報音でとっさに思い出したのは,昨年の9月に函館で開催された別の学会でホテルに宿泊していた時,未明に起こされたやはり警報音でした.この時は,メッセージの内容は地震がすぐに来るというような内容と思います.間も無く警報どおりに震度6.5の地震に襲われ,北海道全域がブラックアウト状態になりました.ホテルは8階に宿泊していましたので,エレベータは動かず,トイレの水は出なくなり,階段を8階まで何度も昇り降りする経験をしました.コンビニは,すぐにお弁当,パン,懐中電灯,ろうそく,等がなくなり,POSのレジが使用できないために店員が購入する品物をいちいち棚に走って大声でレジの店員に伝え,その店員が電卓で精算を計算する状態でした.通信はネットワーク関連が動かず,情報を知る唯一の手段は,野球の結果を知るために持っていた携帯ラジオです.

 今回,警報によってとっさにまた地震かと思い,しかもホテルの部屋は30階でしたので,昨年よりひどい目に遭うと考えざるを得ませんでした.しかし,送られてきたメッセージは上記のようなものでしたので,一安心するとともに「緊急速報 レベル4」とは何を示しているのか思いもつきませんでした.その意味がわかったのは,その日の夕方のニュースによってです.調べてみると「気象庁などが出す大雨や土砂災害の情報と自治体が出す避難情報を危険度に応じて5段階で表示する運用が2019年5月末からスタートした。レベル分けを明確にすることで、災害の危機が迫った際に、早めの準備、早めの避難を促し、命を守ることが狙い(https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00466/)」とありました.各レベルの避難情報,気象情報,取るべき行動は以下の表とあります.

 

警戒レベル

避難に関する情報

気象等の情報

とるべき行動

1

早期注意情報

心構え

2

大雨・洪水注意報

避難方法確認

3

避難準備

大雨・洪水警報

高齢者など避難

4

避難指示
避難勧告

土砂災害警戒情報

全員避難

5

災害発生

大雨特別警報

命を守る最善の行動

(出典:上記HP)

 

 これまでは防災訓練でもこのような情報を知らされていませんでしたし,多くの人はこのことを知らなかったのではないでしょうか.それにしても,「天災は忘れた頃にやってくる」を再度知らされた日となりました.

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