HOME  > 経営ブログ > 監査役 古川 正志 > WBCベースボール

経営ブログ

2023.03.20

WBCベースボール

監査役 古川 正志

 日本時間2023年3月22日12時少し前,多分,アメリカでは21日の午後11少し前に,14年ぶりにWBCベースボール世界大会で日本代表チームがアメリカ代表チームに3対2で辛勝し,優勝したニュースをWEBでみました.不信を極めた村上選手が昨日のさよなら2塁打に次いで今日も同点のホームランを放ち,岡本選手のホームラン,ヌートバー選手の満塁での内野ゴロで日本は3点を入れたとあります.最後はセットアッパーがダルビッシュ選手,クローザーとして大谷選手が試合を締めたそうです.今日はテレワークではなく,本社への出勤日であったため,ながらでテレビを観戦しながら(耳で聴きながら)の仕事とも行かずWEBの速報を密かにちらちら見るだけでしたが,それでも勝敗の行方にはつい目がいってしまいました.

 

 今回のWBCでこの歳になっても感じたのは信頼という言葉です.野球は見ていて不思議なスポーツで,個人での戦いでもありチームの戦いでもあることです.個々の選手は個人としての技術を向上させる努力をしますが,選手により色々な個性があり,それをチームとして点から線へと変えなければ勝つことができません.決して2〜3人のスーパスターだけでは勝てないスポーツになっています.そのためには次のバッターを信じて自分の役割を自身で決めていく自律性,そして,後を託すという信頼と信念が必要になります.メジャーリーガの大谷がバントヒットを行ったシーンには,仲間を信頼する信念のようなものが見られました.

 

 リーダとなった栗山監督の信念も,外からみると選手を信頼するという強い意志を感じました.特に,これまで不信のどん底にあえいでいたように見えた村上選手を降格せず起用し続け,三振にあえぐ村上選手にメキシコ戦の最終回に「思い切って打ってこい」と送り出したシーンには,お前を信頼しているのだとの言外の意志を感じました.村上選手は吹っ切れたのか球場のセンターの壁直撃の2塁打を放ち,日本は準決勝でメキシコ戦に劇的な逆転勝ちを納めました.このときに一塁ランナーとなった吉田選手に代走周東選手を送ったのも,村上選手を信じる信念とこの試合をここで勝つという気迫を見せた采配でした.なぜなら1点のみを取った場合は延長タイブレークに持ち込まれるため,強打の吉田選手は欠かせない選手と思われたからです.

 

 それにしても実際にWBCベースボールが開催されるまでは,しつこいほどの事前情報とCMがテレビで流されうんざりしていたのですが,やはり,はじまってしまうと見入って感動してしまう私の単純さは如何したものかと思いました.でも,北海道民にとっては,栗山監督,ダルビッシュ選手,大谷選手,伊藤選手を映像でみていると日本ハム戦の野球をみているような親しみを感じてしまい,その感覚の不思議さ身近さに我ながら驚きました.

 

 WBCベースボールは終了してしまいましたが(まだ,少し興奮がのこっているので,今日はスポーツニュースを見尽くして),さぁー,もうすぐ我らが日本ハムファイターズを応援しなければ.

経営ブログ著者一覧
澤田 知宏代表取締役社長澤田 知宏
成田 輝満取締役成田 輝満
加藤 哲也取締役加藤 哲也
古川 正志監査役古川 正志

月別アーカイブ

過去の記事一覧

  • RSS FEED
  • RSS FEED
  • ビジネスパートナー募集