先日お会いした同業の常務さんが、週末のｺﾞﾙﾌを止めてもっぱら農作業に汗を流すことにされたようで、その汗の後に飲むﾋﾞｰﾙの味はｺﾞﾙﾌなんぞとは比較できないほど美味しい、つまり最高の美酒を味わえると仰ってました。

　そういえばわが社の東京の役員も都会の中で畑を耕していまして最高の趣味だと豪語しています。その後が最高の美酒かどうかは，ご本人はまだまだ夜な夜な盛り場で飲んでますから，多分そちらの方がうまいのではないかと勝手に私は想像していますが・・・

　ふと自分の場合は美酒と感じる時はいつなんだろうと考えてみました。若い頃の営業ﾏﾝのころは，やっぱりお客様から契約書を貰った夜の酒は最高の味でした。今、経営者の端くれになったら，一つ問題が片付くと次にまた難題、美酒を飲む暇がない、どちらかというと難題を一瞬忘れさせてくれる現実逃避酒とでもいったらいいのかもしれません。

　でも自分の命が終わりとなる瞬間に、ああ俺の生涯はいい人生だったなあ、なんて飲める酒があったら最高の美酒なんでしょうが、そんなことを思う気力も体力もなくなってしまって多分最後は朽ちていくのでしょうから、人生はもっと刹那的に考えて、その日その日に逆に美酒の材料を無理やり作っていくのがいいかもしれませんね。今日は日ハムが勝ったとか、ｺﾞﾙﾌで80台がでたとか、体重が1ｷﾛ減ったとか・・・究極はよくぞ今日まで生きていられたなあ、なんて考えて要するに自分にとっての美酒の定義を作っていくことなんでしょうね。

　というわけでとりあえず今夜もそろそろ美酒にするか・・・・（これは19時に書いたﾌﾞﾛｸﾞです。）