昨日のゴルフ中継で解説をしていた丸山プロの話に成る程と感心させられたことがありました。
 
　「ゴルフは年齢に伴って成熟していくものではない。逆にそれまでの数々の失敗をトラウマとして積み上げてしまい、例えばこのショートパットも過去の失敗と同じくまた外すのではないかという不安に襲われてしまった結果、若い人にとっては何にもプレッシャーを感じないパットも思わず自ら外してしまう、かなりメンタルな要素が年齢とともに次第に増加していくとっても辛いスポーツなんですよね・・・・」
 
　加齢とは、「成熟」とか「安定」とかと擬似語的に聞こえますが、実は過去のトラウマによる「弱気」とか「消極性」とかにもかなり近いことなんだなあと痛感しました。最近の私のゴルフはまさに豊富なトラウマのデータベース、ビッグトラウマDBから出される信号によって完全に支配されており、特に寄せやパターはまさに壊滅状態とでも呼ぶべきものになってしまいました。
 
　ゴルフぐらいならまだいいんでしょうが、これに経営という仕事のほうも支配されると大変なことになりそうです。自慢じゃないですが仕事の失敗例なんぞは山ほど、それこそビッグデータでありますので、ここからトラウマの信号が出ないよう十分注意しなければなりません。
 
　それにしてもトラウマの解決策を考えますと、「心の余裕」ということに集約されそうな気がします。これを外してもボギーだった昔、いまはこれを外したらダホでまた今日も９０以上叩いてしまうという不安感、同じ距離でも「心の余裕」のない今はトラウマ信号が発信されるんでしょうね。