昔から、「便りが無いのは元気な印」、なんて言ってましたが、高齢者になると違うということが最近わかってきました。
 
　近くのオフィスに勤務されてるお客様で、昼食時に結構店が同じになってお会いすることが多かったのですが、たまたま私がゴルフなどのイベントでいつものお店に顔をしばらく出さなかった週がありました。ある日、そのお客様から電話が来まして、「しばらく見てないけど体調でも悪いの？」という質問でした。真っ黒に日焼けした自分からすると、勝手に僕を病人にしないでよ、と抗議したいところでしたが。
 
　また先週、テニス仲間の先輩から電話がきました。「長澤さん、テニスを3週間休むけど、自分の体は元気でたまたま今回は仕事で行けないだけだから、コーチと仲間に誤解されないようよろしく言っておいてくださいね」ということでした。僕自身は先輩がテニスレッスンを欠席されても、先輩の体調がどうのこうのと連想したことはいまだに一度もなかったのですが、なるほど、上記のように周りで勝手に自分を病気にしたりする人は世の中にいるわけで、先輩の電話を聞きながらおかしくなったり変な感心をしたというわけです。
 
　結局、自分はまだまだ若いと思いこんでることと、世の中から冷酷かつ客観的に判断される自分とでは、大きな乖離とでもいうか、勘違いとでもいうか、立場や年齢でいろんな評価に変わっていくものなのでしょう。さらに、自分のことならまだいいのですが、会社も自分が思っているわが社像と、世間のわが社に対する評価とはまた違ってるかもしれません。自分のことはどうにでもなりますが、会社のことはお客様や社員に迷惑をおかけすることになりますので、精々会社の正しい状況を発信して「わが社は元気でがんばってますよ」とお伝えしていきたいと思っています。どうぞこれからもよろしくお願いします。