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経営ブログ

2011.05.09

10期目、決意も新たに

代表取締役社長 長澤 康夫

 先月、わが社のある中堅社員が実家の家業を継ぐために会社を去っていきました。高齢化していくご両親が経営されている会社を、長男の責任感で引き受けようとする彼の気持ちに対し、いったんは共感してみたものの、将来を経営者という目線でシビアーに見てしまうと、前途の大変さに、しなくてもいい余計な心配なんぞもしてみたりしました。最後の日にススキノで彼と握手して心からのエールを送り別れました。がんばってほしいと思います。

 自分が大企業のサラリーマン時代には社長が交代しようと、上司が退職しようと、会社が危ないなんてまったく考えたこともありませんでした。でも自分で経営する立場になったら、ひとつの会社を何十年も続けて来られるなんていうのは極めて稀なことであり、それを実現して真に強い会社を作り上げてこられた先輩経営者の方々が発する、並々ならぬ執念というか渋とさとでもいうかとにかくそのオーラには感動すら覚えます。

 会社を起業したときには、社長は4番でエースでいいとおもいますが、いつか9人の選手が揃い、自分は晴れて監督になり、最終的には球団のオーナーとして悠々自適の余生を送る・・・というのが一般的なシナリオだとおもいます。でも現実は、なんともうよれよれボールしか投げれなくてもまだエースのままであり、流体視力がすっかり落ちてしまった4番打者として打席に立ち続け、それでも他に選手がいないので試合には欠場できない・・・なんていう事態になりかねないわけです。私のポリシーは生涯現役というところにありますが、この場合の現役というのは、いつまでも自分がビジネスに関わり続けたいという願望(?)を意味しているわけで、多分、前文の悠々自適の球団オーナーのイメージを自分勝手に描いていることになるんでしょう。

 さて弊社はおかげさまで今期でやっと10年目に入りました。少しづつではありますが将来性ある選手も揃ってきました。球団としての体も次第になしてきました。先輩各社に比べたらまだまだひよっこチームですが、これから強いチームをめざしてがんばっていこうと思っております。私はまだ選手の食事の手配をするマネージャーぐらいの立場ですが、いつか名監督になり、大オーナーになりたいと勝手に夢を描いています。それまでは口の悪い友人に、生涯・・減益・・などと言われても負けずに努力していきます。GWも終わったし、さあまた仕事がんばるぞ!・・・と。

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