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経営ブログ

2026.06.15

はじめての耕運機

監査役 古川 正志

 今年は雪解けが早く、友人と共同で耕している小さな菜園の雪もあっという間に4月には溶けてしまいました。その畑はあまりにも雪解けが早かったので、しばらく畑をほっといたところ、たちまち雑草で覆い尽くされてしまいました。小さな畑ですが、縦8mと横2.5mほどの面積があり、4月末から雑草とりを1日1.5~2時間ほど始めたところ5月の連休明けまでかかってしまいました。

 4年前からこの菜園作りを始めました。1年目はそれまで放置され休耕状態で、根の直径が15~20cmある荒れ果てた土地でした。畑がなんであるかの知識も持たず、ただスコップで土をひっくり返し、鍬で均した耕地を作り、苗を植えました。収穫はできましたが、毎日スギナを引き抜く羽目に陥りました。2年目はスギナに懲りて、これを撲滅することにしました。雪が溶け、土が乾くと、毎日25~30cmほど土を掘りスギナの根を徹底して採り尽くしました。そのため、スギナの恐るべき生態を知ることができました。この年は1年目と異なってスギナに悩まされることはありませんでした。3年目は少し雪解けが遅かったので、土をスコップで起こすのが遅くなりました。1日1.5~2時間ほどのスコップによる土起こしでは、十日ほどかかってしまいます。畑の三分の一程起こした時、菜園のある家の隣のおじさんが見かねたのか耕運機を持ってきてくれました。残りの土地は30分ほどの時間で起してくれました。その時に耕運機の威力を初めて知りました。そして決意したのです。来年は耕運機を購入し、畑を起こそうと。

 そしてこの春になりました。通販でH社の最も小さな耕運機を購入しました。しかし、耕運機を使用して畑を起こすにはどうしても雑草を取り除いておかなければならないので冒頭の所業となりました。

 耕運機は縦70cm、横50cmくらいのダンボールに格納されて送られてきました。段ボールを開くと、耕運機がエンジン部分、耕運の羽車、耕運機を支える固定パイプ、ハンドル部分に分解されて格納されていました。取り扱い説明書に12mmのスパナが2本、ガソリン350cc、4サイクル用エンジンオイル300ccが必要とあり、早速ホームセンターでそれらを購入しました。ところでエンジンオイルなのですが、アメリカ・イラン戦争の影響でほとんど売り切れ、1リットル入りのボトルが1本のみ棚に残っていました。こんなところにも石油不足の影響があるのかと驚きました。

 説明書と格闘しながら、エンジン下部のシャフトに耕運のための羽を左右に気を配りながら装着、エンジンの後方に固定パイプ、それからエンジンにハンドルを取り付け耕運機を組み立てることができました。悪戦苦闘で約2時間かかりました。早速、耕運機を畑に持ち出し、エンジンオイル、ガソリンを注入しチョークを引き、エンジンのセルを回す取手のついているワイヤーを強く引きました。当たり前なのですが、なんとエンジンがかかったのです。少し音が凸凹の音ですが、説明書によると2分ほどでチョークを元に戻せばスムーズなエンジン音になるとあり、まさにその通りでした。

 組み立てとエンジン始動にうまく行ったことに、我ながら上々とハンドルのエンジンレバーを握るとなんと耕運の羽根車が回転しません。あぁー、私のやることはこうだと感心しながら、再度説明書を熟読しましたが、さほど間違ったことはしていないと思えました。そこで、エンジンを停止し羽根車を手で動かしてみると、なんとスポッと羽根車がエンジンシャフトから抜けてしまいました。注意深く調べてみるとシャフトの小さな穴が見え、羽根車のシャフト取り付けパイプの穴とシャフトの穴と一緒にピンボルトが入っていなかったのです。具体的には、エンジン部から突き出た10cmほどのシャフトの外側に左右の羽根車ともピンボルトを通していることがわかりました。改めてピンボルトを羽根車のシャフト取り付けパイプの穴とシャフトの穴に合わせてピンボルトを通し、ピンで固定しました。

 今度はうまくいくかなと思いつつエンジンを始動し、ハンドルのレバーを握ると羽根車が回転し、土に食い込むようになりました。耕運機はレバーを握るだけでは、土の表面をトントンと少し跳ねるように進むことが分かりました。そこで耕運機を手前に引くように力を加えるとその場で土に食い込んでいきます。適度な深さに食い込んだところで、耕運機の推進力に任せると土が起こされることも分かりました。この耕運機を手前に引きながら耕運機を進ませ、土地を耕すには多少のコツが必要なことも分かりました。そのためには結構な力も必要でしばらく耕運すると汗をかくぐらいです。

 こうして菜園の耕しは約1時間弱で終えることができました。毎年、耕運には10日ほどかかるのに、なんと約1時間弱です。草取りも耕運も無事終了し、後は今年の野菜の種を蒔くか、苗を植えるだけです。幸せな気分になりました。

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