2025年も押し迫った頃に、あるBS放送局で「スターウォーズ」をエピソード1から9迄放送していました。懐かしさもあってついビデオに録画し見入ってしまいました。よく知られているように「スターウォーズ」は、エピソード4が最初に作られ、エピソード4、5、6が最初のトリロジーで、ついで1、2、3のトリロジー、最後のトリロジーが7、8、9です。
米国が建国200年と祝賀ムードにあふれていた年から1977年8月まで、私はニューヨーク州のコーネル大学で働いていました。コーネル大学はニューヨーク市とナイアガラの滝で有名なバッファロー市を直線で繋いだほぼ中間にあるイサカと呼ぶ小さな町にあります。1977年の6月頃ですが友人が全米で騒いでいる映画を誘ってくれました。これがその後にシリーズになるスターウォーズのエピソード4でした。土曜日でしたので近くの湖でバーバキューを食べ、8時半ごろに映画館に向かいました。米国ではサマータイムを採用していますのでこの時間はまだ十分に明るく、映画は9時にスタートです。映画館はオペラや演劇が催されていたのではないかと思われる立派な劇場で、ショッピングモールに併設してあるシネマ館とは全く雰囲気が異なり驚いたものです。映画館ではオペラが開催されるような建物の2階席に座ることができましたが、すでに学生たちで一杯でした。
スターウォーズはどのエピソードもそうですが、最初に無数の星が散らばった暗黒の宇宙に最初に水色のタイトルで「STAR WARS」の文字が映されます。ついで同じバックの宇宙に台形に配置した黄色い文字で「遙かにはるかに遠くの銀河の昔・・・」とエピローグが現れます。もうこの時点でワクワクします。帝国に属する悪の主人公は日本の侍のような黒色の兜に黒色のマントを羽織り、また、そのトルーパー(兵隊)たちも同じような白い兜に白い鎧を身につけ銃を携えています。明らかに日本の影響を受けていることが見て取れます。主人公たちは悪の銀河帝国の反乱軍に属します。主人公はフォースと呼ぶ特殊な能力を持つのですが、まだ、フォースは覚醒していません。
革命軍のX型戦闘機や帝国軍のH型戦闘機が飛び交い、宇宙戦艦ヤマトのようなバトルシーンが行われます。最後は主人公がデス・スターと呼ぶ帝国軍の小惑星のような最終兵器の心臓部に突き進み、フォースを信じて爆撃し、デス・スターを破壊します。その時代のSFとしては時代の最先端のCGを利用した秀逸なものであったと思います。私は3次元CGが必要な仕事をしていたので、大変興味がありました。その頃のCGはまだオレンジの表面の印象をどのように表現するかのような問題解決が始まったばかりでした。映画で再三言われる言葉「May the force be with you always」は、熱狂的なスターウォーズのファンが最初の発音が「May the 4-th」と似ているsため5月4日をスターウォズの記念日にしてしまいました。
8月の末に仕事を終えて帰国の途中にサンフランシスコに寄りました。丁度、サンフランシスコのある街角でお祭り(フェアー)が開催されていましたが、そのお祭りでベニヤ板に大きな円(デス・スターのつもり)を描き真ん中に横に長い長方形の穴を開け、そこにフリスビーを投げ入れるイベントが開催されていました。これだけでも米国で如何にスターウォーズが影響を与えていたかがわかります。

