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経営ブログ

2024.07.22

四季折々

代表取締役社長 澤田 知宏

 大通公園では季節ごとに色々なイベントが開催されます。
先週からはビアガーデンも始まりました。今年は暑い日が続いているのでビールのおいしさも格別かも知れませんね。
 また、こんなに1年を通して常にイベントが開催される公園は珍しいのではないでしょうか?
そして、季節感を感じる事が出来るこの街(地域)は素晴らしいと思っています。
細かなイベントはさておき、冬の雪祭りから始まり、春のライラックまつり、YOSAKOIソーラン祭り、夏の大通ビアガーデン、秋のさっぽろオータムフェストと四季折々のイベントが開催されています。
以前ご報告しましたが、最初の会社は大通に面していましたので、昼休みには数名で広場に集まり輪になってバレーボールを落とさない様に続ける(トスまたはレシーブ)運動?をしていました。昔、流行ったとされる「蹴鞠」の様な感じですかね・・・。
 また、週末にはテニスをする為に公園等でコートを借りて毎週の様に集まり遊んでいました。
20歳代の若かりし頃の話です。
今ではすっかり無精者になり、運動をしなくなってしまいました。
せめて歩く事は続けようと思い、1日1万歩程度歩いていましたが、最近では歩数も半減、歩くテンポも遅くなって来ました。
良く食べて、良く寝て、精神的には満足していますが、体が・・・。結果、お腹も出てしまい、ついに礼服を買い替える事になりました。

2024.07.16

コムカラ峠

監査役 古川 正志

 「コムカラ峠」、Google Mapで位置を確認すると千歳市から北北東にある小さな峠です。最近、この「コムカラ峠」と題したノンフィクションを読む機会がありました。コムカラ峠は千歳から追分に抜ける道で、北には南空知と石狩平野が見渡せ西の方角には樽前山と風不死岳が原生林の中に浮かび、その中に支笏湖がひっそりと佇んでいることを想像させる眺望の地であり、この地方に暮らす人々を悠久に見守ってきた峠とあります。この本は悠久の時間の中で主人公が5歳ごろから中学2年生くらいまで過ごした時間をクリップした物語です。主人公は「とし少年」お手伝いさんは「としさん」と呼んでいます。とし少年は母親の事情で苫小牧から5歳ごろに千歳に移住し、苫小牧を望郷しながらも成長していきます。話のストーリーは是非皆さんが読んでみて下さい。
 本を読んでの読後感は、まず、文章が読みやすく大変みずみずしく感じることです。私は根っからの理系人間(自分でそう信じている)で文学の世界からは程遠く、コナンドイルや西村京太郎のような探偵小説、宮城谷昌光による中国歴史小説は電車に乗っている時間や夕食の支度の間によく読みます。そんな私が文章をみずみずしいなんて思うのはおこがましく作者に申し訳ないと思うのですが。
 「コムカラ峠」の文章はまるで映画を観ているようにイメージが頭に浮かびます。背景の自然の描写、その中での「とし少年」の心の移り変わり、お母さんやお母さんのもとで働く女性たちの動きが映画を見ているように具象化されるのです。特に自然の描写は登場人物の心の動きと一体化していて、背景(風景)、人物の心の動き、語られる言葉、というふうにエクセルの表を作り分析すると時間の流れに沿ってまるでシナリオが作れるようです。
 自然の描写の素晴らしさは例えば次のような文章として現れます(私の好きなところです)。
「枕木の隙間から青々とした湖面が見え隠れしていることに気が付いた。除くと深淵の透き通った湖底に明かりが揺れ動き、白い砂が奇妙な縞模様を描いている。その砂の波紋が手招きするように揺らめき、思わずめまいが起こり湖底に吸い込まれそうになった。」
 自然の描写の素晴らしさは挿入されているカットがからも分かります。一瞬にして捉えた形を一本の線で捉えた形であっという間に本質を描いたような素晴らしい絵です。その中にも意外と細部が書き込まれたようなカットもあります。こうしたカット画を描けるからこそはっと思うような自然の描写を「とし少年」の心情にシナジーさせて描けるのだと感じました。
 支笏湖から東に向かって千歳市の中心を流れ、南空知を北上して石狩川に注ぎ込む千歳川もその流域に住む人々の心と生活を支えてきたことが見えてきます。千歳川が距離的には近い太平洋に注ぎ込まず紆余曲折して日本海に注ぎ込むのも不思議に思いました。いつも旭川から札幌へ向かうときに江別付近で列車が渡る一つの鉄橋の下を流れる川の表示が千歳川とありましたが漸く千歳川の源泉を知りました。
石狩川に回流した鮭が支流の千歳川に入り、そこを遡って千歳市から支笏湖へ向かい、千歳には日本で最初の鮭養殖場と鮭を捕獲するインディアン水車ができたことも知りました。私は旭川育ちで子供の頃は旭川市のシンボルとなっている石狩川にかかる旭橋の下にたくさんの鮭が遡ってきたと聞いたことを思い出しました。旭川に上ってきた鮭も千歳に上ってきた鮭もロシアで育ち、石狩川に戻り、一つの種族はさらに石狩川を遡り、一つの種族は千歳に戻っていくのも自然の不思議さを感じます。
 ビー玉遊びや小さな川で魚を追いかけるなど、私の子供時代の遊びも懐かしく思い出しました。
 「とし少年」は中学生までいくつかの事件や冒険を経験し逞しく育っていきます。読後に序章を読み直すと「コムカラ峠」というノンフィクションの全体が改めて蘇ります。
 ちなみに主人公の「とし少年」は、現在、(株)北海道総合技術研究所相談役の萱場利通氏です。

2024.07.08

管理職

取締役 加藤 哲也

最近、管理職になりたくない社員が増えてきたという話をよく耳にします。
なぜ管理職になりたくないのかを考えると、以下のような理由が考えられます。

1.責任が重すぎると感じる
2.業務や残業が急増する
3.適性がないと感じる
4.プライベートとの両立が大変
5.収入が減る・割に合わないと感じる
6.人間関係が大変そう
7.長く在籍するつもりがない
8.技術職にしか興味がない(IT業界)

管理職に求められることとしてよく言われるのがマネジメント力ですが、マネジメントとはリソースの効果効率的に配分することです。
ということは管理職は単なるマネージャーではないということになります。
つまり、上記の理由は管理職のマネジメント以外の部分が負担になっていると考えられます。
マネジメントは管理職に限らず個人でもセルフマネジメント(自己管理)、タイムマネジメント(時間管理)、ヘルスマネジメント(体調管理)など日常的に求められる能力です。

企業としては、管理職のマネジメント以外の部分にフォーカスし定義を明確にして、管理職が魅力的に見える対策を考える必要がありそうです。

2024.07.02

定着

取締役 成田 輝満

 辞書で「定着」を調べると「ある物・場所などにしっかりついて離れないこと。 ある場・地位に落ち着くこと。」との記載。
ビジネスの世界では2つの定着があると考えています。一つは学習の定着。もう一つが経験の定着です。

 新人社員の研修を行っている講師の方と今後の方針の打合せの際に何度も登場した言葉です。理解の仕方は人それぞれなので、定着って時間がかかります。なので、基礎技術の定着は時間がかかっても優先すべき事としています。

 これも最近の出来事ですが、発生した失敗から学び、同じような課題を再発させないように、経験値を他者に定着させる事が重要とは理解していましたが、それが出来ていない事象が発生しました。経験の定着は、自身で経験した事と他者での経験で受取り方も違うので、一筋縄ではいきません。

 定着によって、意識または無意識に生まれた行動により、上手く課題を乗り越え仕事が回る状況を作っている人がいます。そのような人の評価は低い傾向にある思う。実は本人や回りもなぜ上手く出来た本当の理由が解っていないケース、リスクを回避した事に気づいていないケースがあるからです。

 地道ではあるけれど、学習と経験の定着を継続している人が、そのような結果を残している人だと思う。

2024.06.24

継続性

代表取締役社長 澤田 知宏

 グループ会社である北海道総合技術研究所(HIT技研)の株主総会も無事終了しました。
HIT技研は今期41期目を迎えます、40周年記念の一環として記念誌を作成しておりますのでご興味がございましたら申し付け下さい。
一方、当社は23期目を迎えております。
何れにしましても、十年単位で継続出来ている事はとてもありがたい事であります。
「長年やり続けている事」がテーマで過去に記載させて頂きましたが、会社の経営もその一つになりました。ひとえに皆様方からのご指導、ご鞭撻、そしてお付き合い下さいましたお力添えによるものと感謝しております。
「継続は力なり」と同時に「経験は宝なり」で、続けて経験して来た事は自分の物になり
人生を豊かにしてくれます。
但し、あまり慣れ過ぎて対応が疎かにならない様に気を引き締めたいと思っております。
誠にありがとうございました。
また、引き続き変わらずご指導の程、宜しくお願い致します。

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澤田 知宏代表取締役社長澤田 知宏
成田 輝満取締役成田 輝満
加藤 哲也取締役加藤 哲也
古川 正志監査役古川 正志

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