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経営ブログ

2020.06.01

映画館の再開

取締役 久末 博昭

  コロナ感染症対策・緊急事態宣言で営業自粛になった商売の中で,コロナ騒ぎが終息した後に映画館が復活できるか心配です。外出自粛で多くの市民は自宅で飽きるほど読書やテレビやゲームに時間を費やして,自宅にいるのが嫌になった人が大勢いるでしょう。また映画やドラマをオンデマンドで見る習慣が定着する機会にもなったと思います。こんな時期に敢えて交通費をかけて映画館まで足を運ぶ理由がどんどんなくなってしまいます。競馬場,競輪場,パチンコや雀荘であれば根強いファン層がいて営業再開後にはすぐ客足は戻ると思うのですが,映画館はそれほど固定ファン層がいるわけではなく,営業再開したら観客がすぐ映画館に殺到するとは思えません。 

考えて見れば映画館という施設はコロナ感染防止という観点で見ると,悪い条件が随分と重なっています。密閉された空間に何百人も集まり,並んでおしゃべりしたり,飲んだり,食べたりして,2時間は身動きできずにじっとスクリーンを見続けるのですから良い訳がありません。今まで何の疑問も持たずに映画の世界にどっぷりつかって,非日常の時間を持てる最高のエンターテイメントと思っていた映画館が,コロナ感染症に存在そのものを否定されたような感じでまさにピンチです。 

今回ようやく緊急事態宣言が解除されて営業再開が始まりましたが,映画館に関しては入場制限して四方を空席にして座るとか,入れ替えごとの消毒とか,厳しい条件が付けられています。例えば定員200人の座席を50人でバラバラに占有するとした場合,不人気の映画を上映して客の入りが少ない状況を常に維持するということになり,商売として成り立たなくなる心配があります。 

いつも観客が十数人しかいなかった,学生時代に通った場末の映画館を思い出してしまいます。大事なエンターテインメント施設である映画館を今後も残していくために,映画館と映画ファンが一緒に知恵を絞らねばいけない時代となりました。

 

 

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