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経営ブログ

2019.09.20

カルテット

取締役 久末 博昭

 「カルテット」は,2017年1月から3月まで、TBSの火曜ドラマ枠(22時~23時)からで放送されたドラマです。脚本は坂元裕二,主演は松たか子で、満島ひかり,高橋一生、松田龍平の共演で平均視聴率は,さほど振るわなかったのですが,一部熱狂的なファンを獲得したドラマでした。私も最近新聞の映画批評欄で,このドラマを知りました。DVDを借りて全10話を見終わりましたので,その感想を書きたいと思います。 

 コミックを原作とするドラマが多い中で,これは完全オリジナル作品で,脚本家坂元裕二の代表作になったといわれています。「カルテット」とは主要キャラクター4名がそれぞれ第1,第2バイオリン,ビオラ,チェロの楽器を担当する弦楽四重奏からきています。ストーリーは、秘密を抱えた30代の男女4人がカルテット「ドーナツホール」を組み、軽井沢でルームシェアをしながらプロの演奏者を目指す人間ドラマです。

  ラブストーリー,サスペンス,コメディの要素がからんで,テンポ良くストーリーが展開して飽きさせません。弦楽四重奏がストーリーの根幹なので,随所に美しい弦楽四重奏の演奏が流れ,改めてチェロやバイオリンの音色はいいものだと思いました。出演者の演奏真似ぶりも見事で本当に演奏しているかのようでした。

  四人の男女の会話がストーリーを展開させるので,4人のキャラクターが際立つような会話が,次々と機関銃のようにぶつかり合います。緊張感と先の見えない不安で,この話はどう転がっていくのかが,想像できない面白さがありました。高橋一生が演じる彼は空気を読めないタイプで,妙なこだわりと屁理屈が得意で,こんな奴がいると面倒くさいだろうなと思わせます。松田龍平が演じる彼は草食系男子で,優等生タイプ,まとめ役で料理も家事も得意というイケメンです。こんな奴がいるときっと女性にもてるだろうなと想像させます。満島ひかり演じる彼女は,繊細でありながら,図太く自由に生きようとする女性の強さがあります。松たか子演じる彼女は一見優等生でみんなに好かれるタイプですが,強い意志の人です。

  2人が同時に別々の話を語り合って何の話か聞き取れなかったり,突然の話の間合いが長くなったり,会話の内容とリズムが今まで見たことのない新しさを感じさせました。出演者のアドリブは一切なしで全て脚本通りということですから,脚本家の力量は大したものです。

  4人の男女がルームシェアをしながら,お互いの恋愛感情を抑えて仲の良い友達として,プロを目指すという夢を語りあいます。一方ではアルバイトに,演奏練習に,食事に,買物に,掃除にと,日常生活も淡々と,愉快に過ごして行きます。

最近の若い男女の重くないライフスタイルの理想的な姿を描いているのだと思います。

 

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