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経営ブログ

2018.11.30

ブラックアウトその2

取締役 久末 博昭

前回に引き続き,北海道大停電(ブラックアウト)の経験を,忘れないうちに記録しておきたいと思います。 

 停電1日目,交通機関はJR/地下鉄/市電が動かず,路線バスも信号機停止による大渋滞が予想され運行中止になりました。街中はタクシーと自家用車しか動いていませんでした。出勤できないわけですから,大部分の会社は自宅待機の実質休業となりました。当然保育園,小,中,高と学校も休校となり,家族そろっての平日の休みになりました。しかし,外出もできず,一部の店舗しか開いていないので買い物もできず,家ではテレビも観れず,家族にとってはひたすら自宅で電気が回復するのを待った休日だったと思います。 

 当日,自転車で朝9時頃に自宅から会社まで20~30分かけて行ってみました。街は以外と静かで,外見はいつもと同じように見えました。通行人は少なかったかも知れません。信号機が止まっているので,主な交差点では警官が立って交通整理をしていました。そうでない交差点でも,特に混乱なくドライバー同士が慎重な運転で,交差点を行き交っていました。こういう時の日本人の律義さ,冷静さは見事なものだと思います。 

 駅前大通りに面している銀行はすべてシャッターをおろしていました。平日に銀行が閉店している風景を始めてみたようが気がします。当然ATMも使用できないわけで,お財布に現金がない人はあわてたと思います。コンビニでは停電で店内が暗くなっていましたが,どこのコンビニでも買い物客が長い行列を買い物の順番を待っていました。停電のためレジが使えず,電卓を叩いて計算するわけで時間がかかって,行列ができる原因にもなっていました。 あるコンビニでは車のバツテリーから電源をとってレジを動かしていました。当然冷凍食品やアイスクリーム製品は全滅で店頭から撤去されました。 

 駅前の歩行者地下通路は,停電のためホテルに止まることができず,行き場を失った観光客の休憩場として開放したそうで,良い判断だったと思います。せっかく札幌へ観光に来たのに,停電でホテルから出されて途方に暮れた観光客の気持ちになって考えると,もう二度と北海道はゴメンだと考えても仕方がないと思います。 

 ブラックアウトの気分としては,最初はあれも使えない,これも使えないとビックリします。次にこれが日常だと考えて落ち着いてきますが,一方周囲がどう生活しているのかに興味が湧いてきます。まる1日停電がつづくと,一体どうなってるんだといらだったきて,2日目に入るとあきらめの心境から憂鬱になってきました。電気が復活してほっとした気分でした。 

今回のブラックアウトを体験した道民の多くが考えたことは,これが冬に起きたら死活問題だという恐れと,果たしてどう備えれば良いのかという不安だったと思います。

 

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