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経営ブログ

2018.01.09

後楽園

執行役員 林 立晴

文京区水道橋の傍に、昔流では後楽園球場いまの名前は東京ドームがあります。

後楽園は水戸藩主の徳川光圀が作ったと言われています。水戸家の中屋敷が水道橋のあたりにあったようです。後楽園の由来は中国の古典「岳陽桜記」にちなんでいるそうです。

昔の為政者は漢文をたしなんでいたのですね。

この岳陽桜記の中に「先憂後楽」という言葉があります。そもそもの意味は

為政者は人民の心配ごとがある時は必ず前もって心配し、天下泰平で人民が楽しむ時は、人民に遅れて楽しむ、といった意味のようです。

 

僕が外資系の会社に勤めていた時に、営業所長が年初の挨拶でこの「先憂後楽」という言葉を使いました。その時の所長は新年にあたり、この一年は厳しい営業環境になると思うがスタートダッシュで数字を挙げて、年末には皆で楽しもう。といった話だと記憶しています。本来の意味からは外れていますが、なぜか記憶に残りました。

 

水戸光圀は後年、水戸黄門と呼ばれた人ですが、若いころに「史記」を読んでこの漢文を知り、自分が兄を超えて藩主になったことを悔やんで、兄の子を自分の後継ぎにして、実子は四国高松の松平家を継がせました。このようなこともあり、後世に黄門様と呼ばれ、人民から愛されたようです。