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経営ブログ

2017.12.11

永世7冠

執行役員 林 立晴

将棋で羽生さんが竜王戦の挑戦者となり、7番勝負を41敗で渡辺竜王に勝ち、竜王の称号を通算7期獲得することになりました。

羽生さんは、今まで名人、王将、王位、王座、棋王、棋聖のタイトルで永世称号を獲得しており、今回の永世竜王によって7冠全ての永世称号を獲得することになりました。

ちなみに永世称号というのは、チャンピオンのそのまたグランドチャンピオンといった意味合いを持っています。

 

これがどんなにすごいことなのか、私なりに解説してみたいと思います。

将棋のプロになるためには奨励会という育成機関に入り、毎年成績優秀な4名が勝ちあがって4段プロデビューします。

プロになったからといって、皆が公平というわけではありません。前年実績のある人は第一次予選の免除であったり、棋戦によっては決勝トーナメントにシードもあります。

また、名人戦や竜王戦では、昨年の実績によってA級に残留、1組に残留といったクラス別制度があり、新人と比べるとかなり高いレベルからの参加になります。

このようにして、全てのプロ棋士がタイトルを獲得しようと必死になって戦います。

勝ち残った1人だけが挑戦者となり、その時のタイトル保持者と5番勝負、または7番勝負を戦い、勝ったものが新しいタイトル保持者となります。

羽生さんは、こうして今回99回目のタイトルを獲得しました。

ちなみに次は大山さんの80回、中原さんの64回、谷川さんの27回になります。

 

これだけでもすごいことなのですが、これをそれぞれのタイトルで5回、または10回の獲得をすることで永世XXという称号が与えられることになります。

ちなみに現役棋士では、谷川さんと森内さんが永世名人、佐藤さんが永世棋聖、渡辺さんが永世竜王と永世棋王の称号を獲得しています。(現役引退後に名乗ることができます)

 

自分と同時代に羽生さんのような大天才を見ることができたのは大変ラッキーなことだと思います。今年になって藤井聡太4段という期待の新人が出てきましたが、彼がタイトルを取ることは確実だと思いますが、永世称号を得るには10年ぐらい掛るはずです。また全ての永世称号を取れるかは全く分かりません。思うに20年後ぐらいに、この話題が出てくるかもしれません。