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経営ブログ

2017.08.21

将棋界の話題

執行役員 林 立晴

最年少プロ棋士である藤井聡太4段が、プロの公式戦で29連勝を飾って歴代最多となり話題になりました。その後3敗を喫し、今は26勝3敗で勝率は8割9分6厘です。

将棋の世界は勝ち続けると、次々と相手は強敵ばかりになり、連勝は難しくなります。

藤井四段もこれからは相手に研究もされるでしょうし、強い相手との対戦が増えてくるので今までのような成績は難しくなっていくことでしょう。

調べてみると、プロ公式戦の最高年間勝率は中原名人が1967年に記録した8割5分4厘です。なんと50年前の記録です。

藤井四段がこの記録を塗り替えることができるかどうかが、将棋界の話題の一つです。

50勝8敗となれば勝率が8割6分になりますので新記録達成となります。これから来年3月末までに24勝5敗の成績を取れれば良いことになります。今中学3年生ですから、最年少で最高勝率達成になれば歴史的な快挙です。

 

もうひとつ気になる話題は、里見女流五段が奨励会を抜け出て四段(プロ棋士)になれるかどうかです。藤井くんが話題になったことで奨励会の仕組みが度々テレビで説明されましたが、プロ棋士になれるのは奨励会でトップ2名だけです。現在、里見三段(女流五段)は奨励会での成績が6勝8敗ですので、今季は絶望的です。26歳の誕生日を迎えると強制的に奨励会を退会せざるを得ません。残すはあと半年だけです。頑張ってもらいたいです。

なぜ女性がプロ棋士になれないのか、は永遠の謎ですが、女流棋士の棋譜を見ると男性と比べて大きな特徴があります。一つは振り飛車が多いことです。男性では振り飛車党は2割くらいだと思いますが、女流のトップ棋士では約5割が振り飛車を指します。

もう一つは指し手が長いことです。男性の場合は平均95-120手で勝敗が決着します。それに対して女流の場合は120-130手ぐらい掛っています。これは粘り強いというよりは、最短手順で相手の王様を詰ますことが少ないのが原因だと思われます。形勢が良くなった時に、安全な手順で勝ちにいくからだと想像しています。

囲碁の世界では女性も同じ土俵で戦っています。早く将棋の世界でも女性がプロ棋士になることを期待しています。