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経営ブログ

2017.08.16

クローザー

監査役 久末 博昭

 今回ご紹介する米国TVドラマは「クローザー」です。放映開始は2005年から2012年までの7年間で,シーズン7まで続いた人気ドラマです。私は,まだシーズン4までしか見ていないのですが,お勧めしたいと思います。
 
 主人公はブレンダ・リー・ジョンソンという女性刑事です。ロサンゼルス市警察本部の刑事部殺人特捜班のチーフとして,6名のメンバーを率いて殺人事件の解決に奔走するというストーリーです。1話完結で45分なので,見始めるとあっという間です。彼女はCIAで容疑者への尋問技術訓練をうけ,クローザー(事件を終わらせる奴)と呼ばれています。
 
 女性を主役とする警察ドラマは数多くあるのですが,主人公ブレンダのキャラクターが非常におもしく設定されています。仕事への正義感や責任感は強烈で,独善的だったり,ヒステリー気味です。部下には公私混同を戒め,規則違反を嫌うのですが,自分自身は事件解決のためならなんでもやってしまうという矛盾した性格をもっています。一方では情に厚く,部下の為なら自分が盾になるという気概も持っています。
 
 私生活では,FBI捜査官の夫がいて,夫婦のいさかい事もストリーの一部になってきます。家事は苦手で,方向音痴,スイート依存症でいつも何か甘いお菓子を求めているという長所と短所をあわせもつ魅力的な女性リーダー像を描いています。
 
 シリーズ1では,アトランタから赴任してきたブレンダは,最初は男性部下から,疎まれたり,からかわれたり,いじわるされたりと,チームワークもなく散々の船出でしたが,毎回のストーリーをつみ重ねる中で,チーフとして事件解決の段取り力,推理力,尋問力で事件をクローズしていく力量に,部下もしだいに納得してチーフの指揮のもとで動くようになります。また規則違反であやうく首になりかけた部下を,自分の職をかけて守って,信頼を勝ち得ていきます。シリーズ2からは,特捜班のチームワークもよくなり,事件解決がストーリーの柱になりました。
 
 女性の社会進出が進んでいる米国で,活躍してい女性リーダーの中にはブレンダのようなタイプがいるんだろうと思わせてくれます。私自身は,サラリーマン時代に女性上司の下で働いた経験はないのですが,最近は官公庁や大企業中心に女性管理職も増えたので,極普通のことになっています。私自身はブレンダのような強烈な個性をもつ女性上司の下で働けと言われたら躊躇するでしょう。
 
 どうしたら警察のような男社会の中で,男性部下の信頼を得て,この人と一緒に仕事をしたいと思わせる女性リーダーになれるのか,このドラマとは色々なヒントを与えてくれます。