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経営ブログ

2017.06.19

コージーミステリー

監査役 久末 博昭

 コージーミステリーとは推理小説ジャンルの一つで,日常生活で遭遇した事件の謎を,知的でユーモラスな主人公が,解き明かしていく探偵小説です。ハードボイルドとは対象的で殺人などは出てこないなジャンルです。代表的な作品としてはアガサクリスティの「ミスマーブルシリーズ」や,日本では「ビブリア古書堂の事件手帳」「珈琲店タレーランの事件簿」が有名です。私も時々気分転換にコージミステリーを読みます。
 

今回は,私のコージーミステリーを紹介します。

ある男性,仮にA氏としましょう。彼は私の近所に住んでいて,朝は大体同じ時間に家をでます。なぜわかるかというと私が家を出るときに時々見かけるからです。最寄りの同じ地下鉄駅に向かって歩いていくのですが,A氏は足も速く途中の道が違うので,姿を見失ってしまいます。私は毎日ほぼ同じ時間の電車に,同じ車両の同じ乗降口から入るのですが,なんとA氏はいつも私が乗り込む車両のほぼ同じ席に事前に座って居るのです。最初は何も不思議と思わなかったのですが,何度も眺めるうちに奇妙だなと考えるようになりました。 

 A氏は間違いなく私と同じ乗降口からは乗っていません。なぜ毎朝ほとんど同じ時間に家をでるA氏が,私が乗る車両にいつも先に座って居るのか・・・まさに日常のミステリーです。 

推理1:A氏は一つ前の駅まで,足早に歩いて,そこから乗っているのではないか。しかしその駅は歩いて行ける距離ではなく,しかも何のためにそんなことをするのか疑問です。 

推理2:同じホームの別の乗降口から乗り込んで,その席まで車内を移動してくるのではないか。そうだとしてもわざわざ混んでいる車内で,なぜそんなことをするのか。 

 なかなか納得できる説明ができません。いっそのこと,いつも決まった駅で降りていくA氏に,「あなたはどこから乗ってきたの?」と聞いてみたい衝動にかられます。理由がわかると,なんだそんなことかという話でしょうが,わかるまでモヤモヤした気分が解消されません。わたしのコージーミステリーはいつ解決されるのでしょうか?