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経営ブログ

2017.01.30

トップの責任

執行役員 林 立晴

昨年冬に将棋界の三浦八段によるスマホ・カンニング疑惑について意見を書きました。

疑わしきは罰せずの原則で、連盟側が証拠を明らかにすべきと。第三者委員会が調査した結果は、スマホ,PCを見たという痕跡がないこと、一致率が必ずしもカンニングを裏付ける基準になりえないこと等から、三浦九段の無罪が明らかになりました。

そして、将棋連盟の谷川会長がこの混乱の責任を取って、会長を辞任することとなりました。個人的には谷川九段の大ファンですので、残念ですが、将棋連盟のトップとして、誤った判断をして三浦九段を断罪した責任は大きいと思います。やはり辞任する外なかったと考えています。

後任候補が誰になるのか、話題になっていますが(佐藤九段が有力視されています)これも個人的には現役棋士を会長に据えるのではなく、退会した先輩諸氏から選出した方が望ましい、と考えています。

 

トップの責任といえば、アメリカ大統領のD.トランプさんも世界を騒がせています。大統領に就任して10日間ほどで14の「大統領令」に署名をしたそうです。

アメリカ国民の間で、必ずしも半数以上の賛成を得られていないと思われる「メキシコ国境の壁」や「難民・移民の入国拒否」「パイプライン建設」「オバマケアの見直し」など、

トランプ大統領の一存で発令しても許されるのでしょうか。当選すれば、国民のすべてから信任を得た、と考えるのは全く理解できません、不遜な態度だと思います。これから議会や各州政府、連邦地裁などと争うことになるのでしょうが、民主主義の根底を揺るがすことになると思います。

 

高校時代に古典で、尭や舜の帝は「徳を以て国を治めた」すなわち、道徳観念が天地の法則に合っている世界であり、夏、殷、周の三王は「仁義を以て国を治めた」すなわち、仁愛の心で良いことを奨励し、義理に従って悪いことを罰した。

したがって、王の時代は帝の時代より精神的境地は低下したと考えられると習った。

トランプ王は、後世どのように評価されるのであろうか。徳が無いことは明白であるが、仁義も持ち合わせていないようで残念でならない。