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経営ブログ

2016.09.12

大器晩成

執行役員 林 立晴

 大きな器は完成するまで時間がかかることから、本物の大人物は遅れて頭角を現すことを言うようです。才能がありながらもなかなか目が出ず、不遇な人を慰める言葉としても使われています。

しかし、どうも勝負事の世界は違うようです。将棋の世界で14歳の藤井聡太くんが奨励会三段リーグを1期で卒業し、史上最年少のプロ棋士が誕生しました。

なぜこれが騒がれるかというと、中学生でプロになった棋士は①加藤一二三、②谷川浩司、③羽生善治、④渡辺明 の4人しか存在していません。しかもこの4人はいずれも「名人」もしくは「竜王」というタイトルを獲得した天才中の天才と認められた棋士だからです。

逆に言うと、年齢制限ぎりぎりの25歳でプロ棋士になった人たちは、その後大きな活躍をすることはほとんど無く、トッププロにまで登ることが無かったということです。

 

 囲碁の世界でも七冠王、井山祐太さんは中学生1年でプロになっています。

どうも将棋や囲碁の世界では「大器晩成」という言葉は通用しないようです。なぜなのでしょうか? このあたりの研究はこれから脳科学者が、時間をかけて解明していくことになりそうです。

 

 我々凡人からすると、いくら努力しても天才には勝てない、という事実にガックリしますが、頭脳明晰な天才がでることによって、新しい進歩・発展があるのだ、と考えると人類の発展には必要なことだと納得させられます。

14歳で皆から期待される藤井くんはプレッシャーがかかり大変でしょうが、羽生さん、渡辺さんの次の時代を担う大名人になってもらいたいと思います。