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経営ブログ

2016.06.13

津軽弁

監査役 久末 博昭

  先日,テレビで「秘密の県民ショウ」という番組を見ていたら,全国の中で一番難しい方言として,津軽地方の方言が取り上げられていました。確かに,沖縄の方言を除いて,日本語の中では,いわゆる津軽弁は聞いても全く分からない難解な方言の代表だと思います。番組で意味を解説されて,繰り返し聞いて,ようやくわかるのですから,標準語との隔たりは随分あります。 

  私は,学生時代を弘前で過ごしたので,まさに4年間,津軽弁の洗礼を受けました。もっとも地元の学生や若い人達は,多少のなまりはあっても標準語なのですが,年配のおじさん,おばさん達が普通に話す会話は,まさに津軽弁でほとんど分かりませんでした。世話になった下宿先のおばあさんは,私には普通に語りかけ,家族や知り合いには津軽弁で語り合うのですから,まるでバイリンガルのようでした。 

  当時,ある居酒屋で,お店のおかみさんと話していたら,「あんた,どこの出身なの。言葉きれいだね。」と言われて,大いに気を良くしたことを覚えています。店で飲んでいるおじさんやおばさんは,津軽弁オンリーでしゃべっているので,北海道出身の私の言葉がきれいだねと言われるのは最もかもしれません。 

  また,リンゴ園でリンゴのおしべの花粉をめしべにつけるという,まるでミツバチになったような人口授粉のアルバイトをしたことがあります。遠くに岩木山がみえる,のどかなリンゴ園での仕事でした。ただ,やっても,やらなくても結果が分からない作業なので,すぐに飽きてしまいました。その時一緒に作業をしていた4,5人のおばあさん達が,おしゃべりしながら,私の方を見て笑ったりしているのですが,何の話をしているのか全くわかりませんでした。50年近くたった今,あれはおばあさんたちのワイ談だったに違いないと思っています。