HOME  > 経営ブログ > 監査役 久末 博昭 > グレイズ・アナトミー

経営ブログ

2016.05.16

グレイズ・アナトミー

監査役 久末 博昭

 最近見続けている米国の医療TVドラマを紹介します。「グレイズ・アナトミー」は医学書「グレイの解剖学」をもじった題名で,シアトルの大病院を舞台に,若い外科医たちの仕事と恋愛模様を,インターンとしてスタートする時点から描いています。米国で2005年にシリーズ1が放映され,2015年からシリーズ12が放映中の長寿番組です。シリーズ11までDVD化され,私は今,ようやくシリーズ6を見終ったところです。1話完結の45分で,1シリーズが24話として,ようやく144話位を観終わったところですから,ようやく全編の半分程度を見終わったことになります。 

 主人公は高名な外科医を母にもつ,メレディス・グレイという若い女性外科医です。ストーリーは主人公や同僚と周りの医者,看護師,患者達にまつわる群像劇で,インターンとしてシアトルの大病院で研修医修行を始めた日から物語は始まります。同期となる5人が個性的で,始終喧嘩をしたり,慰め合ったり,恋愛したり,出世争いをしたりと青春映画の王道をいきます。 

 放映された最初は「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」という副題がついていたそうで,その恋愛模様がメインテーマだったせいか,ともかく毎回主人公を含めて周辺の男女がくっついたり離れたり,見てる方も,病院の中でこんなことが本当に起きていたら,危なくて命を預けられないという気分になるくらい,恋愛模様が続きます。これだけだとすぐ飽きてしまうのですが,このドラマは若い外科医達の成長というもう一本のストーリーがあり,これが見る人をひきつけます。 

 外科の世界といっても,この病院では「脳外科」「心臓外科」「外傷外科」「一般外科」「小児外科」と多岐にわたり,毎回ドラマには外科手術のシーンがあり,このリアルな描写は圧巻で,日本の医療ドラマの数段上だと思います。ERに担ぎ込まれる救急患者や,難病に苦しむ患者が,ドラマのテーマになるわけですが,中にはこんな病気が本当にあるのかという患者まで登場します。病院が舞台なのでいつも死は隣り合わせで,手術成功のハッピーエンドばかりではなく,時には手を尽くしても救いきれない患者もいます。執刀医はその都度落ち込むことはあっても,また明日救える患者のために自分を奮い立たせます。ドラマはその明暗を誠実に描いていきます。 

 インターンからスタートした若い研修医が,試験にパスすると翌年からレジデントとして,インターンにアドバイスする立場となり,さらに執刀医について手術の補助や部分的手術をおこなうようになり一人前の外科医をめざしていきます。その成長する姿を活写することが,このドラマの魅力となるのでしょう.それにしても自分の手さばきが患者の生死を分ける外科医の世界は大変だなあと思います。のこり半分を見終わるのに,後何年かかるかわかりませんが,少しづづでも,飽きずに見続けたいドラマです。