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経営ブログ

2015.12.07

高齢者再登板プログラム

代表取締役社長 長澤 康夫

  高齢者に前期と後期があるのは政府が行政上で区分けしただけであって, 実際には60代でも元気のない方、90代でもまだまだ元気な方、人それぞれです。いや「それぞれ」というよりはまったく「バラバラ」、体力、知力、理解力、財力、幸福度・・・まさに千差万別に違いありません。

  私としては高齢者ながら毎日出社している経営者の一人ですので、この際昔の仲間を現役に引っ張り出して私と同じく働こうよ、と言いたい衝動に最近よくかられることがあります。というのも特にまだ前期の方々は体力、知力はまったく問題ありませんで、機会さえあれば若者よりもはるかに高いパフォーマンスを発揮してくれるものと確信できるからです。

  問題は気力で、毎日勤務するのはイヤ、若者に使われたくない、現役時代のプライドを大事にされなかったらイヤ・・・などとても我儘な条件を言い出します。もう謙虚さなど失い、現役時代の晩年の良き思い出を捨てたくないという本音がでてしまいます。

  まあ人生の大事なプロセスをきちっとやり遂げてこられた高齢者ですから,今さらどんな人生を送るか世間にとやかく言われる筋合いはないというところでしょう。


  そこでもし私が総理大臣になった気分で提案させてもらいたいのですが、老後の年収と年金額を一切関係なくして、年金は若い時に自分が給与から長い月日引かれてきたわけですから堂々と満額貰い、なおかつ老後にがんばって働いて収入を得た分
は自分の豊かな老後資金に使う。多分我々の先輩は確かこのルールだったと思いますが,いつからか我々世代の老後は「下手に働くと年金が少なくなるよ」というルールになっています。

  若者が少なくなって子育て支援の政策が実を結ぶにはあと2,30年かかるでしょう。その間、移民増とかいう案もありますが、高齢者再登板プログラムの充実は検討に値する政策のような気がしますが皆さんいかがでしょうか。昔、きんさん、ぎんさんが100歳のお祝い金を貰った時、マスコミから一体何に使いますか?と聞かれて、老後の資金に使います、といった明言を思い出しました。

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