以前、ﾌﾞﾛｸﾞで朝のﾗｼﾞｵ体操を北海道神宮で毎日6時25分からしている、と書いたことがありますが、今回はその第2弾です。

　　先日、6時ちょっと前に神宮に向って歩いてたところ、後ろから、おはようございます、と声をかけられました。80歳ぐらいのご婦人でした。並んで歩きながら、天気の話題などをしていました。その中で何か仰っていたことが気になりました。もう少し注意深く聞いてみますと，なんとそのご婦人は現在94歳とのことでした。30年以上毎朝このﾗｼﾞｵ体操のために神宮に足を運ばれてるそうな、驚きよりも感動でした。かくしゃくとされて背筋も伸ばされて力強い足取りでした。それからはそのご婦人とは毎朝親しくご挨拶させていただいています。

　それから数日後またまたｼｮｯｸが。毎朝の体操は100人ぐらいですが、壇上に先生となる方お二人が白い体操着でいわば模範演技をされます。その中のお一人が91歳だということが判明しました。ﾗｼﾞｵ体操の世界にも指導員や一級、二級とそれなりの資格が必要です。正しい体操の仕方を普及させるためのﾙｰﾙなのですが、そのご婦人は立派に模範演技をされていました。

　　60歳が定年、65歳までは延長可なんていう現代の日本の労働ﾙｰﾙはいかがなもんでしょう。こんなに健康で長生きしていく時代を誰もまだ設計していなかったわけで、65歳以上で働く職場があることぐらいで喜んでいる方々がいるくらいですから、まさか90歳の自分を想像できる人はいないはずです。

　　ある週刊誌でこれから我々団塊の世代がﾊﾞﾀﾊﾞﾀと亡くなっていくいわば多死社会と、子供が少ない少子社会が相乗作用を起こして日本の国力低下をもたらすんだ、と書いていました。

　　でもそれはすぐにではなくて30年後の話となるわけですから、その間を少ない年金でどうやって一億総活躍社会に変貌させるのか、とりあえず団塊の世代のみなさん、一万歩を毎日達成してからでいいのですが、今から90歳までの自分のﾏｲﾙｽﾄｰﾝをちょいと考えてみませんか・・・