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経営ブログ

2012.02.13

春よ来い

代表取締役社長 長澤 康夫

 テレビのスポーツニュースでは、沖縄や宮崎のプロ野球のキャンプの様子が盛んに放送されていますが、あれを観ると今年こそはどんな選手でもすごい活躍ができそうな気がして何だかうれしくなってきます。でも現実は144試合あっても、投手は10勝もしたら超立派ですし、打者は3割の確率で打てたら大変なもんです。途中で2軍に落ちていったり、ケガで戦列を離脱したり、秋になれば勝者と敗者がはっきりと宣告されてしまいます。そんな残酷な勝負の世界なんで、この春のキャンプはどの選手にも平等にチャンスがありそうな気がして、応援している身としては何か希望を分かち合えてもらいそうな気がします。

 それに反してビジネスの世界では3月決算を控えて、プロ野球のキャンプとは正反対の最後の追い込みというところに入っています。「後悔先に立たず」の言葉どうり、監督としての判断ミスや不勉強などへの反省でなにか複雑な感情を抱きながらも、今となってはこれからの最後の50日を悔いなく過ごすしかありません。

 でもよく考えたら会社は144試合ではなく365試合もあるわけでして、毎日がキャンプで、毎日が試合ということがいえます。朝一番で直近のビジネスの事を考えて、昼には中期の計画を、夜には将来構想を・・・なんてうまく頭が切り替わるといいのですが、現実はそうはうまくいきませんので、ここは愚直に目前の課題を一つずつ解決していくしかありません。

 ただあのキャンプめぐりのニュースにある、「今年こそはやれそうだ」、「今年こそは1軍定着できそうだ」、「今年こそは・・・しそうだ」、の言葉に潜む何とも言えない希望や期待やらの明るさは、経営者として常に持っていなければならない大事なメンタリティーなんだぞ、と自分に言い聞かせながら、ゆっくりですがヒタヒタと来ている春の息吹を心から待ち焦がれている今日この頃です。

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