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経営ブログ

2010.07.26

ソフトウェア開発の現場から~医療(その3)

常務取締役 中村 透

 今年は世界的に猛暑のようでロシアやドイツという夏でもそんなに暑くならないところが、連日の猛暑でうだっているというニュースを耳にします。札幌も春先は寒く桜の開花が遅れたりしていたのですが突然暑くなり、春がなく一気に夏がやってきた感じです。どうも最近は季節感が無くなって来ているような気がします。

 さて、開発の現場から医療の現場からその3です(2010/5/10からの続編)。
今回は医療という現場のプレッシャーについてです。

 命にかかわるシステムである。
診療録システムやオーダーリングシステムではバグはもってのほかですが、考慮しきれなかったレアケースによるシステム上の不具合が、致命的な医療事故につながる場合もあります。システムが導入される前は、複数人あるいは複数部門でクロスチェックが行われ、レアケースや問題を発見・確認していましたが、システム導入により、その信頼性ゆえに確認のレベルが下がることもあります。そのため、レアケースによる不具合が見逃される可能性が高くなることもあります。SEはシステムが安全管理の一端を担っているという意識のもと、「レアケースはレアケースとして済ませられない」という気持ちで、設計・製造を行わなければいけないと思います。いろいろ書いてきましたが、何年医療系のSEをやっても、なかなか一人前になれた気がしません。それは、「これでいい」という思うに達しきれていないからだと思います。その分、緊張感のある開発にやりがいを感じることができ、日々SEとしての成長もあるのだと実感します。

 三回にわたってお送りした医療の現場からは今回が最後です。次回からはまた別のテーマで開発の現場からをお送りします。