パソコンのデイスク容量を気にせずに,色々な情報をどんどん保管できるようになったのは,この10年位の出来事です。それまでは,情報は紙ベースでした。どんどんたまる一方なので,必要な情報を取捨選択して,保管し,索引をつけて,いつでも取り出せるような仕組みを作り上げ,維持することは,SEにとって重要なスキルでした。
そういう時代でしたから,整理整頓好きという性格は,大事なSEの資質の一つだったと思います。辞書によると,整理整頓は以下のような説明になっています。
整理・・・乱雑な状態にあるものに秩序を与え,すぐ利用できたり流れがスムースになるようにしたりすること
整頓・・・散らかっている部屋や物などを片付けて見た目にきれいにすること。
近い言葉でも,清潔とは,きちんと掃除がなされて清潔なことを意味しており,かならずしも,整理整頓好きな人が清潔好きとはかぎりません。
私は,部屋の床が埃だらけでも,ゴミが落ちていても,たいして気になりませんが,机の上が乱雑だと,非常に不愉快になるタイプで,そういう意味では,整理整頓好きの部類に入ると思います。
そういう私が,昔やっていた書類の整理整頓法は,単純で,私の上を通過した資料は,インプットもアウトプットも1年間はすべて保管することでした。紙のバインダーに1資料毎に見出しをつけて,たんねんに時系列にファイリングするというもので,今になって思うとよく面倒がらずに続けられたと思います。
部門を異動するときは,ダンボール箱に山のような紙のファイルをつめこんで,引っ越しした記憶がありますが,今手元には,資料は何も残っていません。
パソコンに保管できる現在になっても,ファイルの体系,ファイルのネーミング,ファイルの削除,保管できない紙資料の取扱等は,やはり頭を悩ますSEの重要なスキルであることには,かわりないと思います。パソコンの仮想世界のなかでも,整理整頓好きな人は,この仕事に向いているのではないでしょうか。

