2010年ももう2月です。先週で札幌雪祭りも終わり北海道もこれから春の芽吹きが感じられる季節がやって来るのですが今年は寒波が強く春まだ遠し、という感じですね。
さて「開発の現場から」ですが、今回は医療現場SEの苦労話です。
医療に限らずシステム開発には、業種特有のルールの理解、対応が必要です。当社にはそのルールを熟知して5年もの間、医療現場の開発、保守に携わり、お客様からの信頼が厚いSEがいます。今回はそのSEから聞いた医療現場、特に診療録・オーダーリングシステムを手がけ始めた当時の話をご紹介します。
診療録の記載方法としてのガイドライン(法令)があります。
診療録が電子記録として認められるためには、データの「真正性」「見読性」「保存性」の三原則が確保されていなければいけません。
・「真正性」とは故意や過失による虚偽の入力・書換え・消去等が行われてはいけません。
そのため、データの作成・更新・消去履歴(更新者・更新日時)を考慮した設計を行う必要があります。
・「見読性」とはデータを必要に応じて肉眼で見読可能でなければいけません。
通常、データの見やすさ、確認のしやすさのために、訂正済みデータや消去データは表示しない場合があります。しかし、必要な場合には訂正・消去データをそれと判るように表示できなければならないのです。
・「保存性」とは、法令に定める保存期間内、復元可能な状態で保存すること。
システムが一新されても、保存期間内のデータは復元できなければいけません。
診療録システムの設計を始めて手がけたときには、本来の機能設計ばかりに意識が集中して、この三原則を忘れがちでした。特に「真正性」という事を深く意識せず、データの更新に関しては、安易な更新や削除とうい設計を行ったため、テスト工程でのテーブル設計・処理設計の見直しを何度も行った苦い記憶があります。
法律は絶対です!!
次回はコミュニケーションの大変さについてです。
昭和新山国際雪合戦道央予選(1月30日、31日)に参加した当社の勇者達
見事予選リーグを勝ち上がるも残念ながら本大会への出場はかなわず

